beatmania IIDX から物事の上達方法を学んだ話

 

おはようございます。年末年始ですね。バイタルです。

最近、再び beatmania IIDX(通称:弐寺)をやっていて、やっぱり面白いなぁと思っています。もうゲーム歴も気づけば8年くらいになります。これだけやっていればある程度はうまくなります。皆伝は取れていないんですけどね。

数年前に某友人と話したときに、弐寺をうまくなるためにやったことを色々なことに応用できるよね、という話をしたことを思い出しました。

今日はそのことについて書きます。

beatmania IIDX を始めたのは2011年くらい

2011年といえば東日本大震災が即座に思い出されるわけですが、そういえばあの頃に弐寺を始めたんだよな、という記憶があります。当時は自分含め jubeat が流行っていて 弐寺はとっつきにくいゲームのイメージでした。

始めた頃は何もできなくて、ハイスピのかけ方も分からなかったし、皿はスカるし、別に面白いとも何とも思っていませんでした。ただ、ある程度やると徐々に上達していることを実感できるし、段位認定システムのおかげでかなりモチベーションを保てたと思います。

段位認定は七級から始まり、二級・一級・初段・二段…十段・皆伝と続きます(現在は十段と皆伝の間に「中伝」があります)。一つの壁は初段で、そのあとは六段だったかなと思います。

当時でも多分1,000曲くらいあったと思うので、夢中になって遊んでいるうちにうまくなるんですよね。その中でもいいな~と思う曲を見つけたり、スコアを頑張って出してみたり、遊び方はいくらでもあります。

私も例外なく夢中になって遊んでいて、ゲームセンターでやり、家でもやり、四六時中弐寺のことばかり考えていたと思います。当時大学生でしたが、ゲームセンターに通うことを中心に生きていました。

beatmania IIDX にハマっているうちに上達していた

何が言いたいのかというと、夢中になるほど面白いものであれば、そのうち勝手に上達するのではないか?ということです。

ゲームですから、当然ユーザがハマればハマるほどゲームセンターや 製作元の KONAMI の収益になるという構造です。製作側からすれば、いかにユーザを長くゲームのプレイヤーとしてとどまらせるか?ということが重要になってきます。

自分がここまで長くプレイをしているのは、やはりゲームの中にハマる構造があったからだと思います。以下の3つがハマった理由かなと思われます。

  • 既存の KONAMI音楽ゲームのプレイヤーであった
  • 一定間隔で新しい曲がリリースされる目新しさ
  • 当時の SNS(主に Twitter )の友人がこぞってプレイしていた

負けず嫌いだった自分の性格もありますし、当時自分の友人と言えば音楽ゲーム仲間が大半でした。そういうところまで KONAMI が狙ってたかというとそうではないと思いますが、やはり同じような話題を共有できるということは楽しさにつながります。

気づけばコミュニティも大きくなり、弐寺をやっていてうまくはなるし、友達も増えるし、非常に楽しい毎日を過ごしていました。

ゲームだけでは食べていけない世の中

話は変わりますが、いまのところゲームを人並みにプレイしているだけではお金を稼ぐことができません。一部の上位プレイヤーはプロゲーマー認定や youtube の広告収入などで収益を得られていそうですが、私のような並みのプレイヤーには関係ありません。

ゲームのほかに、本業として仕事をしているわけですが、そこでも自分の今後のキャリアだとかスキルだとかを磨く必要も出てきます(と私は思っています)。

そこでやはり、資格取得だとか、勉強だとかいろいろやっていかなければならないということになります。ここで大事なのは「夢中になるものを探せるか」ということだと思います。

多くの場合、新卒で入った会社に長年勤めることが是とされている日本の世の中ですし、そのつもりの人が多いでしょう。私もそうでした。

ただ、いまのところ労働市場は売り手市場と言われるように、供給が需要を下回っておりいい条件で就職できる絶好のチャンスです。ロスト・ジェネレーションと呼ばれる就職氷河期の2000年~2010年あたりとはわけが違います。

ITバブルやリーマン・ショックなどの経済的危機が起こる可能性はありますが、今後も就職する側にとってはいい条件が手に入りやすい環境というのは起こりうるわけです。

どうせ仕事をするならより多くのお金をもらいたいです。いろんな方法がありますが、やはり自分のスキルを高めておくと、いざ景気が良くなり売り手市場になった時に勝負できるのではないか?と考えました。

スキルを高める方法はゲームから学べる

だいぶ話はそれましたが、そのスキルを高めるためにどうするか?というのはゲームの上達方法と同じだ、ということです。やっと話が戻ってきました。

最初はだれもが何もできないことが多いです。まれに天才的にできる人もいますが、今回はその人のことは無視します。弐寺を始めた当初は、うまくなりたくてやっているわけではなく、いい曲だなー、とかから始まります。そのうちに、あの曲のアナザーをクリアしたいとか、赤段位に合格したいとか、うまくなりたいという目標にシフトしていきました。

世の中では自分のスキルを高める方法や目標に対するやり方として、 PDCA サイクルとかいろいろ手法はあります。しかし、少なくとも8年間も弐寺をやってきた自分にとっては「ゲームを上達する方法と同じだな」と思うわけです。

あの曲をクリアしたい!ということでひとまず地力が足りないから☆10を埋めよう。埋められなかった曲から自分の苦手要素がわかるので、じゃあそこを重点的に練習しよう。これって PDCA サイクルと同じですよね。

「まずは100クレやれ」という言葉があるように、とにかく最初はやるしかないということです。ちょっと乱暴かもしれませんが、何も考えずに100クレやれ、何も考えずに100時間勉強しろ、ということかな、と思います。

最近また弐寺を再開した私ですが、目標を達成することやスキルを高める方法のエッセンスはゲームの中に実はあったんだなということを改めて意識しました。

ハマる構造をつくるのが一番大変かもしれない

ただ、ゲームと実際のスキル習得や勉強とはやはり違う点があって、ハマる構造が最初からあるか否かということが圧倒的な違いになると思います。

ゲームはそういう要素が音楽であったり、ゲームシステムであったり、と用意されています。弐寺でいうところの新曲解禁、ハード埋めとか段位認定このあたりがハマる要素の1つかなと思います。

ただ、プログラミングのスキルを習得するとなると、そういう「ハマる」構造を自分で用意しなければいけません。ゲームと違ってレールは自分で敷かなければいけない、ということです。ここが一番違うところで、ゲームはやりたいけど勉強はしたくない、そんなことになってしまう一番の要因だと思います。

じゃあどうやってハマる構造をつくるかという話になりますが、まずは「用意されているもの」を探すのが一番手っ取り早いでしょう。ゲーム方式で学べるサイト(レベルアップ要素があるとか)もあるので、ひとまずそこからやってみるといいかもしれません。

 

結局のところお金の話に行きつくのですが、どうせなら楽しいことをして楽しくスキルを高めて、そしてお金をもっともらえたらいいですよね。

院卒なのでまだこれかだと思っていますが、もう二十代後半なんですよね。やっと気づけたかというところもありますが、まあがむしゃらに頑張るよりは、楽しんで生きていきたいと思います。