人に仕事をお願いするセンスがゼロだった話

先月に20時間近く残業してしまったバイタルです。

自分の職場での立ち位置的にお願いされる仕事が多いのですが、最近その量が増えつつあります。自分としては健康状態もよくなってきて仕事はできる状態です。しかし、残業をしたいわけではありませんし、大変な仕事をやりたいというわけではありません。断ればいいのですが、まあ1回くらいはやってみるか、くらいのノリでやっています。

そんななか、今日は人に仕事をお願いするセンスがゼロだった話をします。

人に仕事をお願いすることがあまりなかった

まだ入社3年目くらいということで、まだまだ若手の自分です。もちろん依頼される仕事の方が多く、入社以来、人に仕事をお願いすることがありませんでした。正確に言うと自分でもできる仕事を他の人にお願いしたことがなかった、ということです。

もちろん、若手の自分には全く分からない仕事がたくさんあります。自分でやったことがない仕事や、できなさそうな仕事、自分の仕事の範疇ではないことは、他の部署にお願いしたり他の人に相談したりお願いしたりしてきました。しかし、自分でできる仕事をわざわざ他人に任せることはこれまでまったくなかったのです。

そんななか、組織改正があり自分より若手が職場の同僚になりました。これが今回のことの発端です。そして私は自分が「人に仕事をお願いセンスがゼロ」であることに気づきます。

自分と同じ水準で仕事ができると思ってお願いしてしまった

自分は仕事ができるとは全く思いませんが、少なからず同じような仕事を1年以上続けているわけです。当然、初めてその仕事をする人よりはやりかたやうまい進め方を知っています。今回仕事をお願いするにあたって、初めての人に仕事をお願いするという意識を全く持っていませんでした。

結果、ミスだらけの仕事として帰ってきて、自分の仕事が余計に増えてしまった状態です。ここで、私は本当にダメなお願いの仕方をしてしまったなぁ、と気づきます。お願いの仕方が悪く、何も知らない人に1を説明して1から10のことをやってもらおうとしていたのです。

自分とは経験が全く違う相手の立場に立って考えることは意外に難しいです。相手の立場になって丁寧に説明できずに、結果失敗してしまったというのは、話だけ聞くとよくあることです。自分もそんなことあり得ないと思っていましたが、いざ自分の身になるとそんなことは頭から抜けてやらかしてしまいました。

簡単なこともお願いできず全くセンスがないことに気づいた

一度ミスをされ余計な仕事を増やされると自分でやった方が早いと思ってしまいます。

しかし仕事というおは同じ仕事をずっとやっているわけではなく、時間がたつにつれ別の仕事も依頼されるようになります。自分の仕事を自分でずっと抱えていると、結果的に自分の時間を犠牲にして残業が増えるだけです。

今回の失敗を経て、人にお願いする、自分が指示する立場になるのは非常に難しいものだなと思いました。私が説明をするのが下手だったということもあると思います。そして、私は管理職になりたいわけではないが、簡単なこともできない自分に失望しました。

自分ではクリエイティブな仕事がしたいとか、もっと違う仕事をしたいということを思うわけですが、仕事をお願いすることはきっとこの先もあるでしょう。基本的なことだと思います。それすら全くできない自分に落ち込みましたが、まあこれもいい経験と思って視野を広げていきたいなと思った話でした。